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オーラルケアとは、虫歯や歯周病の予防や口臭ケアをし、口内を清潔に保つことをいいます。
マスクをつけている時間が長いので、「口臭」が気になる・・・って方も多いんではないでしょうか?
代表的なオーラルケア商品としては、歯ブラシや歯磨き粉、デンタルフロスやマウスウォッシュなどが挙げられます。
このようなケアを行うことも大切ですが、口内環境を清潔に保つには実は「唾液」がポイントなんです◎
そこで今回は、「唾液」に注目したオーラルケアについてご紹介いたします!
唾液の1日の分泌量と唾液の働き
みなさん、唾液の1日の分泌量を知っていますか?
唾液は、【1日に約1000〜1500ml】分泌されます。
唾液には、健康に関わる様々な働きがあります。
【食べ物を飲み込みやすくする】
唾液は、食べ物を湿らせて飲み込みやすくします。唾液にはムチンというたんぱく質が含まれているため粘性があり、食べ物が塊になりやすく、嚥下がスムーズになるのです。
【味を感じやすくする】
舌の上には「味蕾(みらい)」という味を感じる器官があり、味物質が唾液に溶けて味蕾で味として感じます。そのため、唾液が十分に分泌されていないと、本当の味が感じられません。
【消化酵素としての働きをする(消化作用)】
唾液の中には、「アミラーゼ」という消化酵素が含まれています。アミラーゼには、デンプンを分解して吸収をスムーズにする働きがあります。
【細菌の働きを抑制する(細菌作用)】
唾液には口の中の細菌の働きを抑制して、病気を防ぐ働きがあります。口の中に存在する、虫歯・歯周病の原因細菌はもちろん、外から入ってくるウイルスなどの働きを抑えます。
【再石灰化を促進する(再石灰化作用)】
細菌が作り出した酸によってエナメル質の成分が溶け出しますが(脱灰)、唾液に含まれるミネラルがそれを修復し、元の状態に戻します(再石灰化)。
唾液の分泌量が減少すると・・・
何らかの原因で唾液の分泌量が減少すると、唾液の持つさまざまな効果が得られません。
唾液の分泌が一番減るのは、夜寝ている時です。そのため、夜に口の中で細菌が繁殖しやすく、朝起きると口の中がネバついたり口臭が気になったりしがちです。
また、年齢を重ねると、唾液の分泌量が少なくなり、虫歯や歯周病リスクが上がります・・・
口の渇きが気になる方、ドライマウスかも?
「ドライマウス」という言葉をご存じでしょうか?
唾液が減ってお口の中が乾燥することをドライマウスといいます。
あなたのお口はドライマウスになっていないかチェックしてみましょう。
1つでも当てはまった方は、ドライマウスの可能性ありです・・・!
ドライマウスの原因とは?
ドライマウスを引起す原因は、さまざまといわれておりますが、主に以下の5つが原因とされています。
①口呼吸
②加齢
③ホルモンバランス
④疾患や、薬の副作用
⑤脱水
なぜドライマウスはよくないのか?
では、なぜドライマウスの状態がよくないのか?
デメリットは以下のとおりです。
口腔内が乾燥して細菌が繁殖しやすくなる
虫歯や歯周病のリスクが高まる
口臭の原因になる
また、口呼吸は鼻呼吸に比べて細菌をダイレクトに吸い込んでしまうため、風邪を引きやすくなってしまうことがあります。
唾液の分泌を促す方法①~口の体操やマッサージ~
唾液の量を増やす方法として、口の体操や唾液腺マッサージを紹介します。
(※痛みを感じない程度に、無理のない範囲で行ってみましょう。)
口の体操
①上の歯が見えるように口角を上げ、端から舌を出します。
②口角を上げたまま、舌をゆっくりと左右に動かします。この3往復を2回行います。
リラックスした状態で舌をしっかり動かすことで、唾液分泌が促されます。
朝と夜に3往復x2セットを行いましょう!
唾液の分泌を促す方法②~唾液腺マッサージ~
耳下腺への刺激
耳の横を手指で後ろから前に向かってゆっくり回します。
舌下腺への刺激
親指をそろえ、顎の真下からグッと押します。
顎下腺への刺激
下顎の骨の内側の軟らかい部分に親指を当て、骨に沿って5カ所くらいを順番に1~2秒押します。
唾液腺を外からマッサージすることで、唾液の流れが良くなります。
朝起きた時や食事の前、人と話す前などに行ってみましょう!
まとめ
虫歯や歯周病、口臭を防ぐために、毎日のケアとして欠かせないのが歯磨きですが、それだけではケア不足かも??
唾液量を意識することも大事ですね!
まずは、唾液の状態を改善して日々の歯磨きを怠らないことが第一です!
(※歯周病や虫歯などがある場合は、歯科医院に相談するようにしましょう。)
弊社ではお手軽にオーラルケアできるアイテムを開発中です!ぜひお楽しみに!
田中 栞
企画開発の田中栞と申します。
知っていると役に立つ身近なことをお届けいたします!